寺社仏閣に馳せる思い

お寺や神社って行くだけで心が落ち着きます

兵庫県 清荒神清澄寺

日本には土地を守る「屋敷神」、家の入口を守る「門の神様」など、家にまつわる身近な神様がたくさんいます。そのなかのひとつ「台所の神様」を祀っているのが兵庫県宝塚市にある清荒神清澄寺きよしこうじんせいちょうじ)です。

清荒神清澄寺は、地元・宝塚ではとても有名なお寺で、初詣や各種法要の時などは参道が大渋滞になるほどの賑わいです。
このお寺は、平安時代の初頭に争いのない平和な社会、万民豊楽の世界を願って創建されました。
地元の人々から「荒神さん」と呼ばれ、古くから親しまれています。
火の神、台所(かまど)の神としてあがめられてきた清荒神清澄寺の御札を、厨房の神棚に祀る信仰は、この土地に暮らす人々の習わしとなっています。

境内には、文人画家・富岡鉄斎の「鉄斎美術館」があり、年に数回企画展示されています。
清荒神清澄寺には約2000点もの絵や書道、資料などが所蔵されています。
そのほか、お寺の歴史や信仰などを学べる資料館、さまざまな厄除火箸が奉納されている「火箸納所」などもあります。

参道の両側には、お寺名物の食べ物や日用品、骨董品などの店舗や出店が、約200店舗も軒を連ねています。なかなか広いお寺で結構歩くので、参拝後はこの参道で休憩するといいかもしれません。