寺社仏閣に馳せる思い

お寺や神社って行くだけで心が落ち着きます

お寺専門の家具屋さん

お寺に行くと、なんだか不思議な『家具』が色々置いてありますよね。
例えば「ここからは入らないでくださいね」みたいな感じで、お坊さんが座る内陣や仏像設置場所の近くに置いてある、ちょっとオシャレ(?)なハードルというか、木製のガードレール(?)みたいなあれ。

あの家具の名前はそのものズバリ『結界』と言うそうです。
名前を聞くと「なるほど、だから私はその先に入れなくなるのか……」と妙な納得感が。

あと「それは一体どこで売ってるの?」と不思議だったのが、本堂によく置いてある、無限(でもないけど)に重ねることのできる椅子。
こちらは『本堂椅子』と呼ばれていて、背もたれ付きのものもあったり。

こういったお寺でよく見る、でも、お寺ぐらいでしか見ないよね……? みたいな家具を取り扱っているのが

 『お寺専門の家具屋さん』です。
『寺院用家具』とか『寺社用品専門』などで検索すると、お寺専用の家具の数々を販売する専門サイトが色々とヒットします。

お寺用の家具をあれこれ見ていると、色調が黒め・濃いめで、やっぱり独特の雰囲気がありますよね。
でも、和家具が好きな人にはこれ、結構需要があるのでは……? なんて思ったりも。

サイトには『法衣箪笥』なんてものもあるのですが「あ、これ、ひいおばあちゃんちで見た! 着物の箪笥……!!」と思わず懐かしくなってしまいました。
お値段を見てみると、なんと53万円。
着物の箪笥ってお高いものなんですね……。

『お寺専門』と銘打ってはいますが、個人でも通販できるところもある模様。
もし「お寺のあの家具を自分の部屋にも……!!」という野望を持っている方は、どうぞ一度覗いてみることをお勧めします。
レトロな趣の『竹製傘立て』てなんかも置いてあって、なかなかにキュートですよ!

他にも、使い方を工夫すると面白そうな『木製納骨檀』や、本来はお経を仕舞うのが目的の『経唐櫃(きょうからびつ)』など「え、これ部屋に置きたい……かも……」と思ってしまいそうな家具が色々あってとても楽しい!(※個人の感想です)
お値段はどれもかなりお高めですけど、一考の価値あり、かも……?